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平成22(2010)年大相撲9月場所・総評 | ||
●幕内● 今場所も白鵬が全勝優勝しました。16回目の優勝、双葉山、大鵬に並ぶ 8回目の全勝優勝、さらに4場所連続の全勝優勝、そして62連勝と 朝青龍に続いて白鵬も数々の記録を打ち立てていきますね。 連勝記録がどこまでいくのか、そして誰が止めるのかこれからが楽しみです。 来場所はいよいよ双葉山の69連勝に挑戦ですね。 栃煌山ですが、新関脇の場所で3大関を倒しての11勝は正直驚きました。 栃煌山は強くなりましたね。是非ともこの場所を大関取りの布石と して頂きたいと思います。今後の活躍に期待しています。 あと、豪風、嘉風がそれぞれ、12勝、11勝と大健闘しましたね。 来場所は上位での対戦となるかと思いますが、今場所のような相撲を 取ってもらいたいと思います。 久しぶりの再入幕のなった琴春日ですが、初の勝ち越し、 そして9勝をあげました。何勝できるか気になっていましたが、 今場所は本当によく健闘したと思います。 また来場所の活躍にも期待しております。 新入幕の蒼国来、旭南海ですが、蒼国来は千秋楽で勝ち越しましたが、 旭南海は残念ながら負け越しとなりました。 今回は2人とも幕内の壁を経験した形ですかね。旭南海は十両に 陥落してしまいますが、また入幕を目指してもらいたいものです。 ●十両● 予想通りというか…豪栄道、豊ノ島、雅山が優勝争いをしましたね。 そして、豊ノ島が優勝しました。全勝できなかったのは残念ですが、 野球賭博をしてしまったことへの償いの気持ちがあったようで それがこのような好成績という結果につながったのではないかと思います。 僕の予想としては、この3人に豊響が加わると思っていたのですが、 残念ながら負け越してしまいました。この3人と豊響については、 また幕内で大いに活躍してもらいたいと思います。 そして、番付上では、先ほどの4人に囲まれる形となった2枚目の 若天狼ですが、負け越しはしたものの、本来は幕内で取るような 力士たちの中で7勝したことはよくここまで健闘したと思います。 来場所こそは勝ち越しを決めて新入幕を目指してもらいたいと思います。 新十両の城ノ龍、宝富士、栃乃若は勝ち越したのは見事だと思います。 仲の国は残念ながら負け越してしまいました。来場所は幕下に 陥落となりますが、また十両を目指して頑張ってもらいたいものです。 ●幕下● 今場所は13枚目の高安が優勝しました。今場所は平成生まれ初の関取を 目指していたとのことで、来場所は5勝した3枚目の舛ノ山と共に 平成生まれ初の関取となりそうですね。 3枚目の剣武ですが、勝ち越して十両昇進を確実にしたようです。 所要58場所は大卒出身力士としては最もスローな十両昇進記録となりますが、 よくここまで頑張ったと思います。これまで網膜はく離の手術をして 引退も考えたこともあったみたいですね。来場所の活躍に期待しています。 あと、勢(いきおい)ですが、14枚目で6勝と好成績をあげました。 勢については、以前から注目していたのですが、今場所は本当に 力を付けてきたと思います。来場所は新十両を狙う場所となりますが、 今場所のような活躍をしてもらいたいと思います。 ●序二段● 高岡向陵高校出身の力士、猛十八(たけとば)が6枚目で勝ち越しを 決めました。今までは序二段上位の壁に当たってなかなかこの地位では 勝ち越せなかったのですが、ようやく三段目に上がれそうですね。 来場所、三段目でも、勝ち越しを目指してもらいたい所です。 ●引退● 元小結の岩木山が引退しました。小脳梗塞のために引退に追い込まれたのは 本当に無念だったと思います。今までお疲れ様でした。 |
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write:2010/09/28 | rewrite:- | update:開設日 |