![]() |
![]() |
1.地球新世紀 | ||
今日はテレビで地球新世紀という番組を見ていました。 今回は少し興味のあるマヤ文明についてもやるみたい だったので見てみました。 最初にマヤ(中米、グアテマラあたり)地域のティカル遺跡に ついてやってました。 ティカルでは、漆喰を使用して、雨水を貯める貯水池を作り、 農業用水や飲料水として使用していたのですが、 人口が増加し、都市が繁栄するにつれて、 農地拡大、宅地、建造物の増築のために森林伐採や環境破壊が 行われ、しだいに降雨量も減少し、文明が衰退していくというものでした。 特に、740年頃にティカル王「イキン・チャン・カウィール」 によって建てられた4号神殿と呼ばれる神殿の建設が さらに環境破壊を引き起こしたようです。 このマヤの衰退は、自然を支配し、作り変えていったために 環境破壊を引き起こしている現在の地球にも通じるものが あると思いました。 次に、自然との共生の例として、日本、ケルト民族を挙げていました。 日本のように傾斜の多い地域では、土壌浸食や養分流出を 受けやすいため、山麓に畑、沖積に水田を作っていました。 あと、埼玉県の霜里農場でおこなわれている有機農業について 紹介しており、自然と人間と家畜とが互いに共生した方法で 畑作りや農業が行われていました。 その時に、農場を経営している人が語った、 「我々が野菜を作ってると思ったら大間違い。 誰も人間は野菜を作れない。土が野菜を作ってくれる。 田を作れば米はできる。畑を作れば畑はできる。」 という言葉が印象に残りました。 次は、ケルト民族について紹介されていました。 ケルト民族は、今から2500年前のヨーロッパに住んでいた民族で 文字を持たないが、高い技術を持っていました。 その民族が書き残した本に「ケルズの書」があり、 その本には、渦巻模様や組紐模様が描かれており、 人間も自然も循環の一つというのを表現しています。 その思想に沿って、この民族も自然と共生した生活を送っていました。 この番組を見て現代の私たちの生活や 人類の自然を支配する方法で築き上げた繁栄が 地球の環境を破壊し、かつてのマヤ文明のように 密かに文明の衰退への道を歩んでいるのだということが分かりました。 これからは次の世代のためにも、自然の循環の中で 自然と共生していく道を考えていく必要があるのだと思いました。 でもそのために何をすれば良いかって言われると 思いつかないですね・・・・(沈)。 |
||
write:2007/01/02 | rewrite:- | update:開設日 |