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182.新天皇陛下が即位 | ||
新天皇陛下は1日午前、皇居・宮殿「松の間」で、「即位後朝見の儀」に 臨まれました。天皇として国民に向けた初めてのおことばで 「自己の研鑽(けんさん)に励むとともに、常に国民を思い、寄り添いながら、 憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と述べられました。 新陛下は「この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします」と 述べたうえで、上皇となった前の天皇陛下が即位時に「皆さんとともに」守り、 従うと誓った憲法に言及しました。 朝見の儀に先立ち、松の間では午前10時半ごろから、皇位の証しとされる 三種の神器のうち剣と璽(じ)(まが玉)などを受け継ぐ儀式 「剣璽等承継の儀」が行われました。 新しい天皇陛下は、歴代2番目の高齢即位となり、1番目は、奈良時代の 光仁天皇で60歳、2番目が天皇陛下で59歳、3番目が上皇陛下で55歳、 4番目が平安時代の光孝天皇で54歳となります。 上皇陛下の退位の年齢ですが、85歳と最高齢となり、2番目が光仁天皇で 71歳、3番目が安土桃山時代の正親町(おおぎまち)天皇で69歳となります。 また、上皇陛下の在位は、30年3ヶ月と信頼性の高い記録が残る推古天皇 以降で、10番目の長さとなりました。 あと、代替わりに伴い、天皇陛下の弟の秋篠宮さまが皇太子待遇の皇嗣と なられましたが、兄が天皇、弟が皇太子という確かな例は、鎌倉時代で、 兄が後深草天皇、弟が亀山天皇まで遡ります。 ついに新しい天皇陛下が即位されましたね。上皇陛下のように立派に天皇と しての務めを果たして下さることに期待しております。そして、今日から 始まった「令和」が良い時代となってくれることを願います。 |
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write:2019/05/01 | rewrite:- | update:2019/05/07 |