17.コスプレを始める以前のこと
今回は、コスプレを始める以前、学生時代から就職1年目のことについて
書こうと思います。

1992年8月、友人の水風君とみなでいん君とでマンガ「Fantasy World」を
作るのに参加しました。これは、僕が中2の時(だったと思う)に書いた
「勇者アニー」が面白かったと水風君が推してくれました。ありがとう
ございます。

そして、「勇者アニー」を発展させる形で「Fantasy World」を作ろうと
いうことになって、僕が物語担当、設定やマンガは水風君とみなでいん君で
描くという風になったのですが、最初は設定考えたり物語を書くのが
楽しかったです。ですが、1992年12月あたりからみなでいん君がだんだん
やらなくなってきてみなでいん君の家に行ってもみなでいん君がゲーム
ばかりやっていて僕はその画面をただ見ているだけという状況が何度か
続きました。しかも僕に当たり散らしてくることもしょっちゅうありました。

「Fantasy World」については、水風君の悪口を言ったり、こうして当たり
散らされるのですから、それだと上手くいかなくて当然だったのかも
しれませんね。みなでいん君にはもう少し真剣に取り組んでもらいたかった
というのが本音の所ですが、僕が本気になりすぎたというのもあるのかな?
それから、みなでいん君に対する愚痴や悪口を友人に菅原君によく言って
いたのですが、これに関しては、話を聞いてくれた菅原君に感謝いたします。
1993年の夏頃にはもうほとんど自然消滅していました。1994年の夏にまた
やろうかという話はありましたが、それもすぐに立ち消えになりました。
僕ももうその頃にはほとんどやる気なかったですからね。

1994年12月ですが、サークル「Mirladia(ミルラディア)」を立ち上げました。
そこで色々な作品を出していこうとしたのですが、その頃は、水風君の友人
(彼女とも言われましたが)の岩泉さんや菅原君と一緒に作品を作ろうと
したのですが、岩泉さんや菅原君は、なかなか動いてくれないうえ、
岩泉さんには文句も言われて結局はうまくいきませんでした。
あと、TRPGが面白そうと思ったので、TRPGをサークルに導入したのですが、
僕の経験0ということもあってサークルに入ろうとした人に潰されました。
しかも、別のサークルに入ろうとした人から顕正会というカルト宗教に
勧誘されて、それからもうやる気がなくなってしまい、また別サークルを
作りたいと思ったので、このサークルは解散させることにしました。

1995年9月から新サークル「Mirladia 1999」を立ち上げ、一人でやっていく
ことにしたのですが、このサークルはヴィジュアル系の小説本を作っていく
方向でやっていこうと思い、2本ほどその年に書き上げたのですが、1996年に
活動が止まってしまいました。それから1997年5月に再開したのですが、
その時は、ゲームの「FINAL FANTASY VII(FF7)」が流行っていたので、
その本も作ろうと思いました。そして、LUNA SEA&L'Arc~en~Ciel本とFF7
を持って1997年9月に同人誌即売会に参加したのですが、あまり上手く
いかなかったです。色々ボロクソ言われるわで散々でした。英語ばっかりとか。
このぐらいの英単語ぐらい分かれよといった感じですが。

そんな感じで、いったんサークルは休止してもう一度立て直そうと思ったの
ですが、それで新しい本の原稿も1998年5月ぐらいに書いていたのですが、
だんだん仕事が忙しくなって時間が取れなくなって、サークルも自然消滅して
しまいました。あと、これには、1997年11月から始めたコスプレが上手く
いってしまったというのも大きかったですね。

結局の所、他人と何かをやる、他人が絡むということはそれだけ難しいと
いうことなのかなという思いです。前にも書きましたが、氣志團の綾小路翔が
「世間を震撼させるほどに個性の強い人間達。そんな連中が、行動や制作を
他者と共に出来る時間なんて奇跡でしかない。」と発言していたり、
へヴィメタルバンド「YOUTHQUAKE」のヴォーカル兼ベースのAKIRAも
2013年のYOUTHQUAKE解散の日記で「元々、赤の他人が一緒に同じ道のりを
歩んでいけるなんて“「奇跡」以上”なんですよ。その「奇跡」をどうか
大切にしてあげてください。その「奇跡」をどうか愛してあげてください。
その「奇跡」を楽しむ術を見つけてください」と書いており、まさにその通り
だなと思いました。そして僕にはそういう奇跡は起こってくれなかったのかな
という思いです。

今はコスプレイヤーとして活動していますが、あまり他人と一緒になって
合わせをしようとしないのもこの時の経験があるからなのかもしれないですね。
2007年に合わせをやって嫌な思いをしたこともあって、一人で動いているのが
自分には性に合っているのかもしれないですね。僕ってあまりリーダーの
資質がないのですかね。

あと、みなでいん君が僕に当たり散らしたことについては、僕がレイヤー
として活動できていることもあって、もう赦そうと思います。だからと言って
もうみなでいん君の家に行ってみなでいん君がゲームしている画面をただ
見ているだけなのはもう嫌ですけどね。もっとも、水風君ともみなでいん君
とも、もう会うことはないでしょうが。そして、菅原君、水風君、岩泉さんに
対して腹立たしいこともあったけど、それももう赦そうと思います。

こういうこともあったはあったのですが、今はコスプレイヤーとして長く活動
できているので、もういいやというのが正直な所です。僕が学生時代が
面白くないと言ったのもこういうことであって、本当に嫌な時期だったの
ですが、これによって、自分の得手不得手も見えてきたのかなと、なので
今だから言えますが、この時期もあながち無駄ではなかったのかなという
思いです。
write:2021/04/10 rewrite:- update:2020/04/10


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