令和3(2021)年大相撲7月場所・総評
●幕内●
今場所は、復帰した横綱の白鵬が15戦全勝で45度目の優勝をしました。
白鵬はどうなるかと思いましたが、15戦全勝は驚きました。ですが、長期休場
した横綱は復帰場所は良くてもその翌場所に調子が悪くなることが多いので
まだまだ様子見ですかね。貴乃花しかり、稀勢の里しかりで。しかし、14日目
の正代戦は、奇襲戦法を使いましたが、13日目の照ノ富士-正代戦で照ノ富士
が土俵際まで追いやられたのが引っかかっていたのですかね。それでも
何だかなぁ…ですが。

大関の照ノ富士は、最後は白鵬に負けましたが、善戦しましたかね。14連勝は
見事です。関脇の高安は、ぎっくり腰は運が悪かったですね。結局負け越し
でした。関脇の御嶽海は、こうなってしまいましかたという印象です。
小結は、明生は何とか勝ち越しましたが、若隆景は負け越しましたね。
2人とも勉強の場所になったと思います。

2枚目の逸ノ城が10勝とこの地位でここまでやるとは思いませんでしたね。
5枚目の豊昇龍も10勝とここではだいぶ勝てるようになってきましたね。
10枚目の玉鷲の11勝ですが、やはり敢闘賞はあげたかったですね。
通算連続出場1361回に華を添える意味も含めて。歴代単独6位ということで、
しかし、36歳という年齢でここまで取れるのも凄いですし、ここまで出場し
続けるのは素晴らしいです。これからも頑張ってもらいたいです。
11枚目の琴ノ若は12勝といよいよ勝てるようになってきて嬉しいです。
是非とも上位で大暴れしてもらいたいです。そして、これに琴勝峰も火が
付いてもらいたいですね。

再入幕ですが、13枚目の宇良は10勝と活躍しましたね。また上位での活躍に
期待しています。14枚目の千代ノ皇は負け越し、残念です。
17枚目の新入幕の一山本は、7勝目からなかなか勝てませんでしたが、
千秋楽に何とか勝ち越しましたね。

来場所ですが、横綱に照ノ富士が昇進。関脇に御嶽海、明生、朝乃山。
小結に逸ノ城、高安。平幕に陥落は若隆景。
新入幕に水戸龍。再入幕に豊山。十両に陥落は大奄美、千代の国と
予想します。

●十両●
今場所は、6枚目の水戸龍が優勝しました。今場所は、筆頭の豊山、
13枚目の魁勝、14枚目の阿炎が優勝を争いましたね。魁勝、阿炎は11勝、
豊山は10勝と活躍しましたね。阿炎は当然と言えばそうですけどね。
あと、12枚目の王鵬が10勝と2桁勝利も良いですね。いよいよ大器が
上がっていきますかね。大いに期待しています。
新十両の13枚目の荒篤山は4勝と大きく負け越し、残念です。

来場所ですが、新十両に北青鵬、村田。再十両に美ノ海。
幕下に陥落は、明瀬山、竜電、荒篤山と予想します。

●幕下●
今場所は、2枚目の北青鵬が優勝しました。これで幕下以下各段制覇ですね。
いよいよ大器が十両に昇進、活躍を大いに期待しています。

そして、4枚目の千代嵐、4枚目の平戸海、6枚目の寺沢が来場所十両を
狙えそうですね。寺沢はついに来たかという思いです。筆頭の栃丸ですが、
先場所2枚目で勝ち越したが筆頭止まりで今場所はどうかと思いましたが、
負け越しで残念です。来場所は4枚目あたりから狙いますかね。

10枚目の狼雅、12枚目の獅司は4勝となかなか良い感じですね。
12枚目の琴裕将も5勝と徐々に番付を上げてきて嬉しい限りです。
この3人も十両を目指してもらいたいですね。

52枚目の欧勝海は6勝とこちらも注目ですかね。52枚目の西川も5勝と
まずまずですね。55枚目の熱海富士は6勝、56枚目の石崎は6勝と
順調に勝っていますね。これからも注目しております。

●引退●
元関脇の勢、元幕内の豊響と朝日松が引退しました。
勢は、三段目から幕下にかけて、この力士は強い、四股名が変わっている
だけじゃないと思いました。幕内上位で頑張っているのが印象的でした。

豊響は、平成の猛牛の異名をとった押し相撲が良かったですね。そして、
本人も思い出の相撲として挙げた2012(平成24)年5月場所7日目の白鵬から
金星を取った相撲が印象的でした。あの相撲は、生で見てましたしね。

朝日松は、豪快な塩まき、ソルトシェイカーぶりが印象的でした。
最後は幕下に陥落して見れなかったのが残念です。朝日松が幕内にいて、
照強と2人そろって豪快な塩まきをやる取組とか見たかったですね。

今までお疲れ様でした。
write:2021/07/19 rewrite:- update:2021/07/19


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