平成29(2017)年大相撲9月場所・総評
●幕内●
99年振りとなる3横綱2大関が休場という異常事態ではありましたが、
横綱の日馬富士が9回目の優勝をしました。ですが、平成8年11月場所以来の
史上3回目のなる11勝4敗での優勝と優勝ラインが低くなっての
優勝でしたね。日馬富士は序盤に3連敗、金星を1場所に4個配給と
2001年9月場所の武蔵丸の金星5個配給以来の不名誉な記録ということで。
そんなかんじだったので、どうなるのかと思いましたが、最後の逆転優勝は
見事でした。あと1回優勝してもらいたいものですね。

大関の豪栄道ですが、2差を付けていたのですが、優勝できなかったですね。
残念です。またさらに力を付けて優勝を狙ってもらいたいです。でも本当に
今場所を盛り上げてくれたと思います。

筆頭の琴奨菊ですが、10勝とまだまだ力があることを見せてくれましたね。
意外にも新入幕から76場所での金星獲得ということで。大関から陥落したとは
いえ、まだまだ頑張れると思いますので、これからも活躍していって
もらいたいです。

3枚目の阿武咲ですが、正直言ってここまでやってくれるとは思いません
でした。史上初の新入幕から3場所連続の2桁勝利ということで。
以前に十両から幕下に陥落したことがありましたが、あれから本当に
化けましたね。来場所の活躍にも期待しています。

3枚目の千代大龍も上位で勝ち越しはよく頑張ったと思います。
あと、北勝富士も負け越したとはいえ、上位で7勝はよく頑張ったと思います。
5枚目の貴景勝ですが、横綱、大関を撃破しての9勝は素晴らしいです。
さらに力を付けて三役を目指してもらいたいと思います。

新入幕の朝乃山ですが、10勝と頑張りましたね。さらに番付を上げていって
上位で大暴れしてもらいたいものです。再入幕の豊山ですが、期待が
大きいだけにこの成績は残念です。今度こそ幕内で勝ち越してもらいたいです。

来場所ですが、関脇に御嶽海、嘉風、照ノ富士。小結に琴奨菊、阿武咲。
平幕に陥落は、玉鷲、栃煌山。入幕は、妙義龍、安美錦、大奄美、琴勇輝。
十両に陥落は、石浦、佐田の海、徳勝龍、豊山と予想します。

●十両●
今場所はまた混戦となりましたね。こちらも10勝5敗と優勝ラインが
低くなっての優勝でした。最初は竜電がトップでしたが、14日目には3枚目の
琴勇輝がトップになり、千秋楽に11枚目の阿炎が琴勇輝を破り、
さらに優勝決定戦も阿炎が制しました。これは意外な展開でしたね。
そして嬉しい結果でした。阿炎も是非とも幕内を目指してもらいたいものです。

あと、2枚目の安美錦の活躍が良かったです。38歳という年齢で、
そしてアキレス腱の断裂を乗り越えての10勝は凄いです。来場所は最高齢での
入幕になりますね。それから、6枚目の誉富士も10勝とよく頑張ったと
思います。

14枚目の希善龍ですが、順調に勝っていて今場所こそはと思っていたのですが、
怪我で休場してしまったのは残念です。また上がってきてもらいたいです。

新十両の14枚目の大成道ですが、勝ち越しと頑張りましたね。13枚目の矢後
ですが、なんとか十両に踏みとどまれそうですが、今場所は勉強の場所
でしたかね。なかなか勝てず、負け越してしまいました。

来場所ですが、十両昇進は、貴源治、舛の勝が昇進。
幕下に陥落は、北磻磨、希善龍と予想します。
しかし、来場所は予想が難しいですね。あるいは矢後を落とすとか…。

●幕下●
49枚目の元幕内の鏡桜が優勝しました。怪我も治ってまた勝てるように
なってきたみたいですね。また復活に期待しています。
14枚目の水戸龍も勝てるようになってきましたね。6連勝して7番相撲で
敗れてしまいましたが、来場所は十両を狙える場所になりますね。
頑張ってもらいたいです。

幕下は、上位の力士が多く勝ち越しましたね。貴源治、北太樹が4勝。
翔猿は5勝。舛の勝は6勝となかなか活躍してますね。

4枚目の琴太豪ですが、負け越しましたが、3勝となんとか落ちるのを
最小限に食い止めましたね。また十両に挑戦してもらいたいと思います。

23枚目の玉木と15枚目の貴源治の双子の兄、貴公俊も勝ち越して
また上位に上がってきそうですね。期待しております。

●三段目●
18枚目の炎鵬が優勝しました。初土俵から21連勝とはこれまた凄いです。
来場所は幕下ですが、どこまで勝てるのか見届けたいと思います。

●引退●
元十両の若乃島と力真が引退しました。若乃島は、新十両まで所要85場所は、
史上4位のスロー出世記録ということで本当にここまでよく頑張ってきたと
思います。力真はこれからと思っていただけに残念です。膝の怪我が
だいぶひどいみたいですね。今までお疲れ様でした。

あと、元十両の出羽鳳も引退したのですね。これまたいつの間に。
今までお疲れ様でした。
write:2017/09/25 rewrite:2017/12/29 update:2017/12/29


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