平成24(2012)年大相撲1月場所・総評
●幕内●
今場所は把瑠都が初優勝しました。白鵬に敗れて15戦全勝はならなかった
ものの、前々から把瑠都には優勝してもらいたいと思っていたので
嬉しい限りです。来場所は綱取りですね。是非今場所のような成績を
残してもらいたいものです。でも、変化は止めようね。

白鵬は、終盤に崩れてしまいましたね。こんな時もあるということで
でも、把瑠都戦は白鵬の上手さが出ていたと思います。
また来場所から優勝目指してもらいたいものです。

大関陣は今場所はなかなか頑張っていたのではないかと思います。
稀勢の里も新大関で11勝は立派だと思います。
琴奨菊ですが、今場所は調子が悪かったですね。また稽古し直して
自分の相撲を取り戻してもらいたいと思います。

鶴竜ですが、21回目の対戦でようやく白鵬に勝ちました。
本当に嬉しかったようですね。この殊勲賞は見事でした。

妙義龍ですが、上位で9勝はよく頑張ったと思います。
来場所は横綱、大関戦が組まれると思いますが、さらなる活躍を期待してます。

臥牙丸ですが、前場所勝てなかった分、今場所は活躍しましたね。
来場所は上位戦となりますが、先場所の経験を活かして頑張って
もらいたいです。

新入幕力士は、千代の国と天鎧鵬が勝ち越しましたが、千代の国が
休場したのは残念です。また怪我を直してさらなる活躍を
目指してもらいたいです。

幕内、十両間の入れ替えは5人ぐらいですかね。来場所の予想は
なかなか難しそうですね。

●十両●
辰年だからというわけではないのですが、今場所は千代大龍と双大竜
と龍(竜)の付く力士が優勝争いをしていましたね。
そして、千代大龍が新十両で優勝しました。2場所連続で新十両が優勝
って過去にありましたかね?千代大龍と双大竜共に幕内を目指して
頑張ってもらいたいです。

優勝争いといえば阿夢露が途中休場したのは残念でした。
また怪我を直して優勝争いをしてもらいたいと思います。

若の里と先場所優勝した勢ですが、上位でそれぞれ11勝、10勝をあげました。
若の里は前半に負けが込んで力が落ちたかな…と思ったのですが、
この後の8連勝は見事でした。これで僕と同年代の昭和51年生まれの幕内が
復活しますね。勢も7日目からの8連勝は見事でした。
勢については、来場所は地元での新入幕になると思いますが、地元での
場所での活躍を期待しております。

十両、幕下間の入れ替えは4人ぐらいですかね。

●幕下●
2場所連続の6勝1敗による優勝決定戦となり、佐久間山が優勝しました。
佐久間山といえば、初土俵からの連勝記録を27とし、7番相撲で
敗れてストップしてしまいましたが、板井が持っていた26連勝を
塗り替えたのは見事でした。

今場所ですが、6番相撲までは佐久間山、吐合の同部屋の力士が
優勝争いをしてましたが、7番相撲で2人共敗れて混戦になりましたね。
でも吐合の久しぶりの活躍は嬉しい限りです。2人共是非、来場所は
十両昇進目指して頑張ってもらいたいです。

あと、千代鳳も筆頭で6勝は立派だと思います。十両での活躍を
見守っていきたいと思います。しかし、最近は九重部屋の力士の昇進が
多いですね。あと、弓取りの祥鳳も6勝をあげ、来場所は20枚目ぐらいまで
来そうですね。

●序ノ口●
元小結若葉山の孫で福島市出身の18歳、剛士が優勝しました。
元小結若葉山といえば、調べましたら足取りの名手ということで。
先場所初土俵なので、今後の出世に期待しております。

あと、富山県出身の飛騨野ですが、2勝5敗ということで…。
来場所また勝ち越し目指して頑張ってもらいたいです。

●引退●
元関脇の栃乃洋が引退致しました。
栃乃洋といえば、僕の出身地富山県の隣の県の関取ということで
ずっと応援してきました。なので地元の力士の感覚です。
そんな力士がこうして引退していくのは寂しい限りです。
これからは親方として後進の指導を頑張ってもらいたいと思います。
今までお疲れ様でした。
write:2012/01/23 rewrite:- update:開設日


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