平成23(2011)年大相撲1月場所・総評
●幕内●
白鵬が6場所連続、18回目の優勝をしました。6場所連続は大鵬と
並ぶ記録ということで凄いです。次は是非とも優勝を20回に
乗せてもらいたいです。
あと、魁皇ですが、勝ち越し100回目とまた記録を打ち立てましたね。
次は、通算勝ち星と通算出場回数がかかっているようで、
さらに記録を更新していってもらいたいと思います。

今場所は、稀勢の里、琴奨菊の両関脇がそれぞれ10勝、11勝と
活躍してくれました。稀勢の里は白鵬を破った相撲が見事でしたし、
琴奨菊は得意のがぶり寄りがよく出ていたと思います。
来場所もこの調子で2桁の白星をあげ、大関昇進への布石と
して欲しい所です。
隠岐の海についてですが、11勝をあげてよく健闘したと思います。
しかし、上位にはまだまだ通用しなさそうで…さらに稽古を積んで
上位に太刀打ちできる力を付けていってもらいたいと思います。
11勝といえば、豪栄道もよく健闘したと思います。

先場所活躍した豊ノ島ですが、初日に1勝し、7連敗のあと7連勝で
勝ち越したのは凄かったです。来場所は三役になると思いますので
どんな活躍をするのか期待したい所です。

若の里が7勝1敗の後、6連敗した時は本当につらかったと思います。
でも、千秋楽に勝って、勝ち越せて良かったと思います。
あと、栃乃洋の7連勝も凄かったです。せっかくここまで勝ったのですから
白星2桁に乗せて欲しかったです。その点が残念でした。

●十両●
春日王の独走といった感じでしたが、14日目に栃乃若が並び、
優勝決定戦となったのは面白かったです。それを春日王が制しました。
来場所は2人とも幕内で相撲を取ることになりますが、
どのような活躍をするのか楽しみにしたいと思います。
あと、上位で9勝をあげた高安も見事だったと思います。

新十両ですが、鳰の湖は負け越しと十両の壁は厚かったですかね。
富士東は千秋楽に勝ち越しと良く頑張ったと思います。

●幕下●
野球賭博で2場所連続で謹慎していた松谷が優勝しました。
「申し訳ない」「応援してくれる人のために頑張りたい」という思いが
今回の結果につながったのではないかと思います。
あと、7番相撲で敗れた妙義龍もここまで好成績をあげて
頑張っていると思います。2人とも来場所は上位に来ると思いますので
また十両復帰を目指して頑張ってもらいたいです。

チェコ出身の隆の山ですが、上位で6勝をあげました。来場所は
十両を狙える所まで上がれると思いますので、この調子で十両昇進を
決めてもらいたいと思います。

来場所の十両昇進力士ですが、玉飛鳥、益荒海、磋牙司あたりですかね。

●序ノ口●
38場所連続で負け越しを続け、2009年11月場所で初めて勝ち越した
森麗(もりうらら)ですが、今場所は4連勝で勝ち越しました。
これまでなかなか勝てなかっただけに驚きました。
この調子で今度は序二段初の勝ち越しを目指してもらいたいです。

●引退●
詳しくはこちらにて

元幕内の春日錦、元十両の柳川(増健)が引退しました。
今までお疲れ様でした。
write:2011/01/24 rewrite:- update:開設日


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