平成20(2008)年大相撲11月場所・総評
<幕内>
今回は、優勝争いが面白かったです。白鵬と安馬を中心に
雅山、琴光喜、嘉風が続いていった感じですかね。
最後は安馬との決定戦で白鵬が優勝し、史上6人目、不知火型では初となる
2度目の3連覇ということで大横綱の道を歩んで行ってますかね。
安馬も大関昇進が決まり、日馬富士(はるまふじ)と改名と
いうことで、大関昇進おめでとうございます。
しかし、「はるまふじ」…自分の中で定着するには時間がかかりそうです(苦笑)。

それから、稀勢の里が11勝、豊ノ島が4大関全員に勝つなど
この2人も活躍してくれましたね。
来場所は2人共三役にあがると思われますので来場所も
活躍してもらいたいものです。

新入幕の武州山、阿覧も今場所は勝ち越しをしました。
武州山も高齢新入幕で勝ち越したのは見事だったと思います。

あと、出島ですが、6連勝の後、9連敗は驚きました。
6連勝している時は、優勝争いに絡むかと思われたのですが、
その後は崩れてしまって残念です。また来場所頑張って欲しい所です。

<十両>
十両も翔天狼と岩木山の優勝争いといった感じで面白かったです。
新十両で優勝した翔天狼は、初日から9連勝と昭和53年初場所の成山
と並ぶ新十両の連勝記録ということで、新記録は成らなかったものの
今まで苦労した分一気に大活躍しましたね。

あと、琴春日も10勝となかなか健闘したと思います。
この調子で再入幕を目指してもらいたいです。

山本山、玉鷲について気になったことなのですが、
11日目から千秋楽まで、なぜ4日連続で幕内での取組だったのだろうか?

<幕下>
琴国と千昇の7戦全勝同士の優勝決定戦を制して琴国が優勝しましたが、
6勝1敗同士の優勝決定戦はたまにありますが、7戦全勝同士
というのは珍しいですね。

優勝した琴国ですが、琴冠佑と並び史上2位のスロー出世となる
所要89場所、戦後6位の年長昇進となる30歳5カ月で来場所の
十両昇進を果たしました。

琴国をはじめ、佐渡ヶ嶽部屋の力士は長年辛抱、苦労して
ようやく幕内、関取に昇進する力士が多いですね。
こうやって努力している感じが好感持てます。

あと、筆頭で5勝した福岡ですが、来場所の十両昇進は
ならなかったのですね。残念です。来場所も勝ち越して、
次こそ昇進できるよう頑張ってもらいたいです。


来場所からは、5大関となりますが、日馬富士の来場所の
活躍に期待しております。
write:2008/11/27 rewrite:- update:開設日


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