平成20(2008)年大相撲11月場所・番付
今回の番付ですが、先場所勝ち越した力士の番付が
全体的に上がりまくってて正直驚きました。

<幕内>
大関魁皇が千代大海に続いて大関在位50場所の大台に乗せました。
2人とも長い間大関を続けていて凄いです。
新関脇に把瑠都、新小結に豪栄道と若手が三役に上がってきて、
安美錦も三役に復帰して面白い場所になりそうです。
それから、豊響と栃ノ心が幕内の上位に上がってきましたので
どこまで通用するか楽しみにしたいと思います。

そして今場所は、武州山と阿覧が新たに入幕しました。
武州山は、32歳5ヶ月での新入幕は、戦後4位の高齢記録
とのことで、今までは十両と幕下の往復で苦労しただけに
よくここまで頑張ったと思います。
阿覧については、ついにここまで来たかといった感じで、
2人ともどんな活躍をするのかじっくり見届けたいと思います。
あと、土佐ノ海戦後5位の高齢記録となる36歳8ヶ月での再入幕
ということで、ベテラン力士はまだまだ頑張りますね。

<十両>
なんか幕下から十両に昇進した力士の番付の上がり方が
特にすさまじく感じるのは気のせいでしょうか?

新十両の四ツ車ですが、江戸時代から伊勢ノ海部屋に伝わる四股名で
歌舞伎や講談の「め組のけんか」で、町火消しの「め組」と
騒動を起こす江戸相撲の力士の一人としても登場するようで、
由緒ある四股名を継いだ力士が先場所幕下優勝してようやく
十両に昇進したのですね。勝ち越したら師匠の計らいで、
四ツ車を演じたことがある歌舞伎俳優の市川団十郎さんに
会えるらしいですので、是非とも頑張って勝ち越して
もらいたい所です。

翔天狼は、外国出身力士で戦後新十両のスロー3位での、
そして、幕下15枚目格付け出しでデビューした森改め大翔湖も
ようやく十両に昇進しました。この2人はといえば、
今まで幕下上位で頑張ってる印象が強かったので
十両での活躍を期待してます。

土佐豊、山本山、保志光、若天狼の4人も新入幕を
狙えそうな所まできましたので、また注目していきたいと思います。

<幕下>
今場所は、元幕内、元十両が上位に集中しているような気が
します。その中でもやはり鳥羽の山に頑張ってもらいたいと
思っています。今回意外と落ちなかっただけに。
あと、福岡、琴禮、蒼国来あたりも新十両を狙えそうなので
頑張って昇進してもらいたいものです。


そして今場所の注目といえば安馬の大関取りですかね。
今の調子で大勝ちして大関昇進を決めてもらいたいものです。
write:2008/10/27 rewrite:- update:開設日


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