平成19(2007)年大相撲11月場所・番付
今回の番付ですが、西前頭11枚目が空位となりました。
これは134年ぶりの珍事のようですね。
そこには本来、時津海が入る予定だったのですが、番付編成後に
急遽引退、年寄時津風襲名、部屋を継承となったためで
こんな所にも、時津風事件の影響が出てきましたね。
僕としては、時津海の名前が普通に載ると思っていたので
空位になっているのは正直驚きました。

他の注目点といえば、

・安馬が関脇に昇進するか。
・安馬が小結止まりの場合、琴奨菊と豊真将のどちかが小結に昇進するか。

といった所ですが、安馬は小結止まり、琴奨菊が小結に昇進と
いう形となりました。
豊真将は、なかなか三役に上がれず、本当に番付運が悪いですね。
今場所も勝ち越して来場所こそ三役に上がって欲しい所です。
あと、琴奨菊も今度は三役で勝ち越し、そして三役定着を
目指して欲しいです。

あと、若ノ鵬、若麒麟は新入幕、把瑠都が再入幕となりました。
若麒麟は十両昇進後、怪我のために幕下陥落、低迷した時期も
ありましたが、それを乗り越え、幕下優勝2回を経て
ようやく入幕できましたね。
2人の新入幕については、幕内でどこまで通用するのか
見ていきたいと思います。

十両ですが、僕としては春日錦が十両に陥落すると
予想していたのですが、春日錦は幕内残留、岩木山が陥落
したのは意外でした。今回陥落した3人の力士は、
派手に落とされましたね。大負けしていたので
仕方ないといえばそうなのですが…。

新十両は、市原、磯部改め磋牙司(さがつかさ)、30歳5ヶ月と
戦後6位の高齢昇進となった芳東となりました。
この3力士も十両定着と言わず、幕内を目指して
もらいたいものです。

幕下は、栃ノ心、蒼国来、先場所幕下優勝した玉鷲の外国人3人が
上位に来ました。あと、以前に十両昇進のチャンスはあったものの
逃してしまったが、再び上位に上がって十両昇進のチャンスを
得た力士も多く見られると思います。
そんな外国人力士と十両昇進再挑戦の力士の十両争奪戦が
楽しみな所です。

最後に、魁皇がこの場所で進退をかけての出場となりますが、
どのまで頑張れるのか、そのあたりも注目していきたいと思います。
write:2007/11/01 rewrite:- update:開設日


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