平成19(2007)年大相撲7月場所・総評
今場所後、琴光喜が大関に昇進しました。これまで、
関脇在位22場所、三役(関脇・小結)在位30場所、関脇連続在位11場所と
関脇在位の記録を作っていきましたが、今場所で3場所通算35勝として
31歳3ヶ月と歴代最年長での大関昇進となりました。
これまで苦労してきただけに本当にここまでよく頑張ったと思います。
朝青龍は、初日に負けてからの14連勝で3場所ぶりの優勝、
白鵬も終盤まで優勝争いに加わって面白い場所になったと思います。

しかし、朝青龍は、本来の相撲が取りきれていなかったこと、
白鵬は、終盤戦で崩れてしまったこと、琴光喜は、優勝がかかった所で
崩れてしまったのが残念な所だったので、来場所はその点が
課題になるのではないかと思います。特に琴光喜は、対朝青龍戦は
27連敗なので、そろそろ対朝青龍戦の連敗記録を止めて欲しい所ですね。

…と、言いたい所ですが、場所後の朝青龍が起こした事件(?)で
朝青龍が2場所連続出場停止になりましたね。残念なことです。

話は戻して、今場所は、栃乃洋、海鵬のベテラン2人と
豊真将、稀勢の里、豊響の若手3人が頑張りましたね。
来場所はどこまで通用するのかまた注目したいと思います。

十両は、旭天鵬、岩木山、豪栄道の3人で優勝争いをして
面白い展開になりました。でも、旭天鵬、岩木山はこの地位で
取る様な力士ではないので好成績は必然的なものかもしれないですね。
豪栄道は、これでようやく新入幕を確定させましたね。

幕下は、9枚目以上で勝ち越した力士の成績が十両昇進が決まった
琴春日を除いて全員が4勝3敗、十両昇進の力士が琴春日1人と、
珍しい結果に終わりましたね。こんなことって過去にあったの
でしょうか?

「関脇が活躍する場所は面白い」とよく言われますが、今場所は
まさしくその言葉通りだったと思います。来場所は、琴光喜は
大関での、白鵬は横綱での優勝を目指してもらいたいと思います。
write:2007/08/02 rewrite:- update:開設日


Back

Archive