平成19(2007)年大相撲5月場所・総評
昨日、正式に白鵬の横綱昇進が発表されました。
今場所の全勝優勝は横綱になるにふさわしい素晴らしい成績だと思います。
約4年、26場所ぶりの新横綱誕生ということで、これでようやく東西に
横綱がそろいますね。この日が来るのをずっと待っていたので
嬉しい限りです。記者会見では、「みんなに好かれる横綱になりたい」
とも語っていたので、是非、みんなに好かれる模範的な横綱に
なってもらいたいと思います。
伝達式で述べた「精神一到」という言葉も良いですね。
横綱土俵入りの型は「不知火型」にするとの事です。
確かに不知火型は短命という話はよく聞きますが、
不知火型といえば明治時代の名横綱、太刀山もそうでしたし、
白鵬もまだまだ若いのでそういうジンクスは
破れるのではないかと思います(自分の願いも含めて)。

関脇の琴光喜が先場所は10勝、今場所は12勝を挙げ、いよいよ来場所は
2年ぶりに大関取りの場所になります。これまで何度も大関取りに
失敗してるので来場所こそ大勝ちして、是非大関昇進を
果たして欲しいものです。

今場所は、史上初の6日目までに全勝7人という記録も残り、
8日目までに全勝4人と、優勝争いが盛り上がって面白い場所でした。
ただ、普天王が後半大幅に崩れてしまったのが残念だったのですが。

あと、新入幕の里山は前半は幕内の壁にぶち当たったのかなかなか
勝てなかったのですが、後半は盛り返して7勝8敗としました。
負け越したとはいえ、よくここまで頑張ったと思います。
もう一人の新入幕の龍皇も10勝5敗は立派な成績だと思います。

十両では把瑠都が圧倒的な力を見せて14勝1敗で優勝しました。
以前は十両で全勝優勝を経験してるので、このぐらいの成績は
残せるだろうことは予想してました。
把瑠都については、また幕内の上位に躍進して土俵を盛り上げて
もらいたいですね。まずは三役昇進を目指すということで。
あと、豊響と若ノ鵬が地味に活躍してましたね。

幕下では、若麒麟が優勝を果たしました。怪我で十両から陥落し、
しばらく幕下で取っていたのですが、これでようやく十両に復帰ですね。
来場所は境沢、保志光、北太樹が新十両に、若麒麟、高見藤が再十両に
昇進しました。市原と琴春日は外れてしまったのですね。
ということは、千代白鵬が十両残留ですかね?

あと、今場所は引退した関取が多いですね。大関栃東、元十両の舞風、
福薗(鶴ノ富士)、十両に8度昇進した須磨ノ富士が引退しました。
今までお疲れ様でした。

来場所ですが、新横綱の白鵬がどのような活躍をするのか、
朝青龍は3場所ぶりに優勝できるのか、琴光喜の大関取りが
成功するのかに注目しながら見ていこうと思います。
write:2007/05/31 rewrite:- update:開設日


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