Review
~Jupiter~


アーティスト名 種類 タイトル
ジャンル メジャー/インディーズ 発売年 満足度
DK ダーク度 ML メロディアス度 MD 発狂度 AV 好き嫌い度
コメント

DK(ダーク度)…★が多いほどダークな雰囲気がある音源です。
ML(メロディアス度)…★が多いほどメロディアスな楽曲が収録されています。
MD(発狂度)…★が多いほど発狂(あるいは暴走)してる(笑)音源です。
AV(好き嫌い度)…★が多いほど好き嫌いがはっきり分かれると思われる音源です。



Jupiter ALBUM Classical Element
Visual メジャー 2013年 75point
DK ★★ ML ★★★★★ MD ★★ AV ★★★★★
今回のアルバムですが、13曲中10曲をHIZAKIが担当ということで、
HIZAKIが曲の主導権を握った形になりましたね。そうなることは
予想できましたが。なので、本当にHIZAKIの色が強いです。

最初に聞いた感想は、正直言って「Jupiterも良いけど、Versaillesの方が
良かった」といった感じでした。Versaillesの時にあったお耽美な色は
なくなってわりとストレートな感じになって少々物足りなさも
感じました。もっとも、お耽美な色はむしろKAMIJOの色ということで。

ですが、ではこのアルバムは良くないのかと言えばさにあらず。
むしろ良いです。Versaillesの時に培ったものをいかんなく発揮している
感じでとても良いメタルサウンドを構築していると思います。

HIZAKIの王道といった感じでメタルサウンドを手堅く構築している
「Blessing of the Future」(シングルとどこが変わったのかは
分かりませんが)。イントロのコーラスとサウンドが妖しい雰囲気を
出している「Decadence」。不思議なリズムの「RHYTHMOS」。
Versaillesの「愛と哀しみのノクターン」を彷彿とさせる速いサウンドの
「Scarlet」。綺麗なバラードの「Nostalgie」、「forever with you」。

デスヴォイスで歌っている「ALLEGORY CAVE」は、Versaillesでは
できなかった感じの曲ですね。「Symmetry Breaking」は、ほんのりと
Crack Brain時代のような雰囲気がありますね。「Atmosphere」は、
間にボサノバな曲調を挟んでいるのが良いですね。こういうのを
Versaillesの時にやって欲しかったと思ったり…。
「Classical Element」は、12分に及ぶ大作ですが、このあたりは
Versaillesを継承したかなと。宇宙を突き抜けていくかのような
サウンドと曲展開が印象的です。

このアルバムですが、Versaillesのような雰囲気、お耽美なものを求めている
方にはあまりおすすめできません。そちらについては、KAMIJOのソロを
聴かれることをおすすめします。ですが、HIZAKIの作る曲が好き、
メタルなサウンドが好きという方にはおすすめです。そのような方でしたら、
Versaillesのイメージを持って最初に聞いた時は「ん?」となるかも
しれませんが、聞き込んでいくうちに良さは分かってくると思います。

このJupiterというバンドですが、今後どのようになっていくのか
まだまだ展開は見えませんが、今後にさらに期待したいと思います。
write:2013/11/08 rewrite:- update:2013/11/10


Jupiter SINGLE Blessing of the Future
Visual メジャー 2013年 80point
DK ★★ ML ★★★★ MD AV ★★★★★
ex.VersaillesのHIZAKI、TERU、MASASHI、YUKIにボーカルにZINを迎えて
結成したバンドですが、曲はVersaillesみたいな感じなのか、
ZINはどんな声なのか気になる所でした。

曲ですが、いかにもHIZAKIの王道ともいえるメタル(メロスピ??)
サウンドが展開されております。最初は哀愁が漂うギターでしたが、
それからは王道ともいえる、まんまVersaillesというか
Versaillesのファンの期待を裏切らないサウンドになっていると思います。
この曲、王道は王道なのですが、Versaillesの時は曲によっては
ここのフレーズが印象に残るというのがあったのですが、今回は
あまりないですかね。本当に挨拶代りに、ジャブ程度に作ったような
印象が伺えます。なので、まだまだ良い曲は作れるのではないかと
思います。そのあたりは、今後、特に来月発売されるアルバムに
大いに期待したいと思います。この曲ですが、Versaillesの曲が
好きな人には間違いなくおすすめできます。

ボーカルのZINについてですが、VersaillesのKamijoの時とはまた違った
個性を持ったボーカルだと思います。こちらの方が安定してますかね。
Kamijoの個性的な声もまた良かったのですが、ZINの方もHIZAKIやTERUの
曲にすごく合っていると思います。

来月発売されるアルバムですが、そこではどのような曲が聴けるのか
また楽しみにしたいと思います。

余談ですが、ex.VersaillesのKamijoはソロをやるみたいですね。
来月にシングルが発売されますが、どのような曲展開を見せるのか、
声はどんな感じで歌っているのか、こちらも楽しみにしていきたいと
思います。
write:2013/07/24 rewrite:- update:開設日


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