2021/07/17 聖徳太子と法隆寺
如意輪観音菩薩半跏像は、綺麗で穏やかな表情でした。光背は小さいですね。
如来および両脇侍像は、小さいけど綺麗でした。あと、陶硯、墨床。水注、匙、
五綴鉢など、聖徳太子愛用のものとのことでこんなものが今でも残っている
のが凄いです。法華義疏ですが、これは、法華経の注釈書で聖徳太子の著作
ですが、これも残っているんだと驚きました。漢字がびっしりで凄いです。
聖徳太子二王子像は、これは見たことあります。教科書にもよく載ってますね。
生で見られるのは嬉しいです。

日本書紀も展示されていましたが、冠位十二階や憲法十七条も載ってましたね。
憲法十七条版木は印刷するためのものなのですね。なんか文字が逆だなと
思ったのですが。法隆寺伽藍縁起并流記資材帳は、このような記録が残って
いるのは凄いです。瓦とかも残っているのだなと、特に鴟尾が綺麗です。
竜首水瓶は綺麗で素晴らしかったです。
天寿国繍帳は、これは見たことあります。教科書にもよく載ってますね。
綺麗で細かく描かれています。人や仏様が素晴らしかったです。

伎楽ですが、法隆寺でも行われていたのでしょうか?伎楽面は、独特な表情で
不思議でした。灌頂幡は、独特の模様が凄いです。百万塔は、称徳天皇が
安置したということで、称徳天皇も法隆寺にゆかりがあるのですね。
阿弥陀如来説法図は、大きいですね。かすれているのが残念でした。

聖徳太子像ですが、彫像や絵画で子供の姿から大人のものまで多く伝えられて
いますね。聖徳太子および侍者像は、侍者は可愛かったです。聖徳太子像は、
厳かで立派な感じで凄かったです。孔雀明王は、インドの神様みたいと
思ったり。梵網経は、金泥の文字が綺麗でした。字もはっきりしていますね。
舎利塔は、シンプルで綺麗でした。舎利神輿は、綺麗で凄かったです。

行信僧都坐像ですが、行信は、奈良時代前期の法隆寺の僧侶ということで、
シンプルで表情が堅い感じですかね。行道面は、表情などが独特の形を
していますね。中国の京劇を彷彿とさせると思いました。
多聞天、広目天ですが、天と言えば、怖い表情のイメージなのですが、
こちらは表情が穏やかですね。仏像は、金で輝いて綺麗でした。
伝橘夫人念持仏厨子は、光明皇后の母の橘三千代の念持仏ということで
これも今でも伝えられているのが素晴らしいです。シンプルだけど
穏やかで綺麗でした。

こうして、聖徳太子ゆかりのものや法隆寺所蔵の物を見てきましたが、
素晴らしいものばかりでした。特に聖徳太子や橘三千代が愛用してきたもの
や称徳天皇が安置したものなど歴史上の人物にゆかりの深いものが見れた
のが良かったです。あと、聖徳太子二王子像や天寿国繍帳といった教科書や
資料集などに載っている物を実際に見れたのが良かったですし、素晴らし
かったです。あと、聖徳太子および侍者像も素晴らしかったです。
日本史や聖徳太子に興味のある人には、聖徳太子二王子像や天寿国繍帳、
聖徳太子および侍者像を見るだけでも充分に価値のあるお勧めの展覧会
だと思います。
write:2021/07/18 rewrite:- update:2021/07/19


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