2017/02/11 特別展 世界遺産 ラスコー展
ラスコー洞窟ですが、南フランスにある洞窟で、氷河期の最終氷期の
2万年前にクロマニョン人が描いた壁画があり、大きな哺乳類など約600頭が
描かれていました。この洞窟は、子供が偶然発見したのですが、
その後調査されましたが、調査や観光などによりバクテリアや藻類、菌類が
繁殖し壁画が破損する可能性が出てきたため、現在は閉鎖されています。

最初に、クロマニョン人の母子の像がありましたが、よくできてましたし、
綺麗でした。毛皮を着ている所はまさに原始人ですね。

それから、洞窟の模型がありましたが、ラスコー洞窟ってあまり大きく
ないのですね。なんかエジプトの大家の谷のファラオ(王様)の墓
みたいだと思ってしまいました。

顔料ですが、粉になっていましたが、今の絵の具みたいだなと思いました。
顔料としては、石や粘土を使ったとのことで。ランプですが、大きな
スプーンみたいな形で、獣脂を燃料にしていたようですね。
それから、洞窟には狩猟具も発見されたようで。

あと、会場では、ラスコーの壁画を実際のものと、イルミネーションに
したものが交互に映し出したりしていましたが、そこには、バイソン、ウシ、
ヤギ、ウマなどが描かれていました。バイソンの背中合わせが良かったですね。

オオツノジカの全身の骨が展示されていましたが、大きくて圧倒されました。
トナカイは、食料、裁縫道具にしたり、角からは彫刻したりと色々なものに
利用していたのですね。それから、彩色画、線刻画の道具ですが、
矢じりみたいと思いました。

40万年前の前期旧石器時代のハイデルベルク人は頭蓋骨は小さいですね。
それが、中期旧石器時代のネアンデルタール人、後期旧石器時代の
クロマニョン人とだんだん頭蓋骨も大きくなっていってますね。

アクセサリーを付けたクロマニョン人の埋葬ですが、ここまで帽子の飾りが
残っているのかと驚いたと同時に凄かったです。それから、動物の彫刻も
細かい所まで作られていてクロマニョン人が作ったと思うと本当に
驚きます。

ラスコー展は前から行きたいと思っていましたが、今回ようやく行くことが
できました。クロマニョン人のような原始人が2万年前にこのような
芸術作品を残していたのが本当に驚きです。あと、角を使っての彫刻も
していて細部にわたって彫られている感じでクロマニョン人の技術の高さが
うかがえます。原始人がここまで芸術作品を作っていたということで
とても興味深いものでした。
write:2017/02/11 rewrite:- update:2017/03/04


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