2016/06/26 ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝
昨日は、パナソニック 汐留ミュージアムで開催されている
「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」に行ってきました。

ミケランジェロの肖像画ですが、ごつい感じがします。よく見る肖像画ですが。
あと、ミケランジェロってメダルにもなっていたのですね。
ブリュージュの聖母は綺麗で素晴らしかったです。
ミケランジェロの代表作の紹介も載っていましたが、階段の聖母は、
前のミケランジェロ展で出ていたような気がするのですが。
ピエタ、ダヴィデ、モーセは知ってますが、ジュリアーノ・デ・メディチと
ロレンツォ・デ・メディチの墓廟、ケンタウロスの戦いは知らなかったです。

創世記の天井画と最後の審判は、パネルとはいえ、いつ見ても凄いですし、
素晴らしいです。人の表情を繊細に描いていて、肉体の描写も凄いです。
「創世記と最後の審判の絵画表現はならうべき古典として、あるいは超克する
べき模範としている」とありますが、本当に色々なものの手本になるくらい
素晴らしいものなのですね。習作も多く残していますね。

教皇ユリウス2世の墓廟ですが、当初は40人ぐらい作る予定だったのが
だんだん規模が縮小していったみたいですね。ミケランジェロ自身が
作ったのは、「モーセ」、「ラケル」、「レア」の3体みたいですね。

カプリーニ邸、アルベリーニ邸やサン・ロレンツォ聖堂新聖具室は、同じ模様が
続いていてバランスのとれたデザインだと思います。新聖具室は、
教皇レオ10世と枢機卿ジュリアーノデ・メディチ(後の教皇クレメンス7世)
の依頼で制作したみたいですね。やはり教皇やメディチ家と深い関わりが
あったようで。

メディチ邸外壁やラウレンツィーナ図書館は、コジモ・イル・ヴェッキオの
の依頼で制作したみたいで、ラウレンツィーナ図書館はメディチ家の図書館と
言われています。模型が置いてありましたが、階段が本当に綺麗でした。

サン・ロレンツォ聖堂聖遺物顕示台は、教皇クレメンス7世が依頼、
ファルネーゼ宮殿は、教皇パウルス3世が依頼と、本当に教皇からの
依頼が多かったのですね。サンピエトロ大聖堂は、ブラマンテの案を
ミケランジェロが縮小してドームはミケランジェロの案を採用しましたね。

今回の展示物ですが、どれも素晴らしかったです。今回は建築物が中心の
展覧会でしたが、ミケランジェロが持つ建築技術は素晴らしいものがあると
思います。ミケランジェロの建築は明治時代になって日本人にも影響を
およぼしたというのが驚きです。今回のは本当におすすめです。
ミケランジェロが好きな人やルネサンス期の芸術や歴史に興味のある人は
見に行くことをおすすめします。きな人は、見に行ってみても
良いかと思います。
write:2016/06/27 rewrite:- update:2016/06/28


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