2013/12/21 大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異
昨日ですが。「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」に行ってきました。

モンゴルにあるゴビ砂漠ですが、アメリカのアンドリュース隊が1922年に
恐竜の化石を発見し、それから1920年代に数々の発掘をしたことで
世界有数の恐竜化石産地として世界に知れ渡ることになりました。
1993年には日本とモンゴルの研究機関による共同調査が始まり、
数々の成果を挙げています。ゴビ砂漠の恐竜化石は変形がなく、
つながった状態で見つかることが多いのが特徴です。
そんなゴビ砂漠から発見されたたくさんの恐竜化石が展示されていました。

最初にティラノサウルスの子供の化石が展示されていましたが、
まだ少ししか見つかっておらず、少々変形もしていました。

9000万年前ですが、アラシャサウルスの化石が展示されていました。
アラシャサウルスは、断片的な化石が多いために謎の恐竜とされていましたが、
白亜紀前期の地層から多くの化石が見つかって、全体像やテタヌラ類の
仲間だということが研究で分かりました。このアラシャサウルスと
ハドロサウロイド類の実物の化石が凄かったです。

8000万年前ですが、プロトケラトプスの頭の化石が大きくて凄かったですし、
格闘する恐竜の化石がレプリカとはいえ凄いと思いました。
あと、サイカニアの実物の凄かったです。

7000万年前ですが、実物大の大きな化石が印象的で圧倒されました。
オピストコエリカウディアの化石は頭部がなかったのですが、それでも
大きくて凄かったですし、サウロロフスやティラノサウルスの近縁のあたる
タルボサウルスの化石も大きくて圧倒されました。

6600万年前ですが、隕石の衝突によって恐竜は滅びてしまいますが、
ワニ、カメ、トカゲ、ヘビは生き残りました。それは、エサが少量で
済んだことが大きいようです。

あと、プロトケラトプスの赤ちゃん15体の化石も展示されていました。
恐竜の赤ちゃんの化石はバラバラになりやすいのですが、こうして
ここまでたくさんの化石が残っているのが凄かったです。

こうして、恐竜の化石や恐竜の巣の化石が展示されていましたが、
化石そのものもこうして長い間、今でも残っているのが素晴らしいですし、
レプリカにしても化石の断片を元によりはっきりとした形で再現していたのが
素晴らしかったです。そして、大きな化石には圧倒されました。
恐竜や化石、その時代が好きな方にはおすすめの展示会だと思います。
write:2013/12/22 rewrite:- update:2013/12/29


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