2013/05/23 レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像
今回はフェデリーコ・ボッロメオ枢機卿やセバスティアーノ・レスタ神父が
蒐集し、アンブロジアーナ図書館に寄贈したものが展示されていました。

印象的だったのは「地獄行きの男のための準備素描」の絶望的な表情や
「ホロフェルネスの頭を持つユディット」、「ミケランジェロの葬儀用の
モニュメントのための設計案」が綺麗でした。あと、「音楽家の肖像」は
綺麗で何か引き込まれていくような感じがしました。
そして、数多くの習作も残しており、その習作は物の特徴を細かく
描写されていてもの凄い洞察力のある人だと思いました。

弟子の数ですが、ラファエロは50人ぐらいいたのですが、ダ・ヴィンチは
5~10人と割と少なかったようですね。少数精鋭といった感じで。

あと、ダ・ヴィンチが描いた「アトランティコ手稿」も展示されていました。
その手稿を見ていますと、数学者、科学者、建築家、音楽家、彫刻家としての
顔があり、多岐にわたって才能を発揮してきたのだなと思いましたし、
読んだ本の目録については、多岐にわたる興味で驚きました。

ダ・ヴィンチは、これらの構図や習作をもとに数多くの作品を作って
いったのだなと思いました。展示されているものはメモのようなものが
多かったのですが、その中に深い洞察力や多岐にわたる才能、興味が
うかがえる内容だったと思います。ルネサンス期の多才な人物として
とても印象に残りました。

その後は、「ラファエロ展」に行ってきました。
write:2013/05/27 rewrite:- update:開設日


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