16.富岡製糸場
22日ですが、群馬サファリパークに行った後、「富岡製糸場」に
行ってきました。

富岡製糸場は、明治初期の「富国強兵、殖産興業」の政策を掲げて建設された
生糸の生産工場で、明治5年(1872年)に操業開始しました。

富岡製糸場には、さまざまな展示用のパネルがありましたが、そこには、
創立指導者のポール・ブリュナや製図工のオーギュスト・バスティアンなどの
フランス人の指導者によって操業したとか、あと、生糸の生産の過程だったり
建築の様式や、経営者の移り変わりなどが書かれていました。

建物に関しては、日本の伝統的な様式である瓦の屋根などと西洋の様式である
アーチの天井や柱のない広い空間を確保するための建築方法などを
組み合わせての和洋折衷の建物で、フランス人が書いたメートル法での
設計図を日本人が尺貫法に直して建てられたことが解説されていました。
経営者に関しては、官営模範工場のため、最初は官営だったものが、
払い下げられて、三井氏、原氏、片倉氏と経営者を変えて操業を続けられた
ことが解説されていました。

生糸の生産方法も近代的な機械と日本の伝統的な方法を合わせた和洋折衷の
方法で生産されたことも凄いと思いました。日本と西洋の良い所取りといった
感じで素晴らしいと思います。建物は、本当に和洋折衷な感じでいかにも
明治時代らしい雰囲気を持っていると思います。今では世界遺産として
登録されていますが、これからも明治時代の雰囲気、空気を伝えていく
建物として末永く伝えられていってもらいたいと思います。
write:2015/08/24 rewrite:- update:2015/09/13


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