23.古代エジプト人に人工関節技術
あるミイラの膝に、ボルトが埋まっていることが発見された。
ミイラは紀元前16~11世紀に死亡したとみられるエジプト人男性のもので、
予想以上に進んでいた古代エジプトの医療技術に驚きの声が集まっている。

このほどエジプト人男性のミイラにつき、膝関節の内部にボルトが
埋まっていることをブリガム・ヤング大学医学部の整形外科医、
リチャード・ジャクソン博士が発見した。DNA検査のため、膝に小さな穴を
開ける関節鏡検査をたまたま行った際に見つかったボルトは、長さ23cmほど。
鉄製でねじれは緩いが、現代の整形外科でも多用されているボルト固定術と
原理はまったく同じである。また、骨への固定にはレジン(有機樹脂)が
用いられていたという。


古代エジプトの医学はミイラを作るために死体を丹念に調べて人体の
構造を知っていたからこそ発達したと聞きます。古代なので、病気や怪我の
治療に呪文など呪術や魔術が使われていた面もありますが、実際には
今の医学でも通用するような治療もおこなわれていたわけであって。
とは言え、ボルトを埋めて人工関節技術まで持っていたのは驚きます。
古代エジプトの医学はなかなか素晴らしいと思います。
write:2015/07/12 rewrite:- update:2015/08/02


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