7.ツタンカーメンの父親が判明
ツタンカーメンを含む16体のミイラのCTスキャンやDNA鑑定を行った結果、
以下のことが分かりました。

・ツタンカーメンがマラリアと骨折の合併症によって亡くなった
・ツタンカーメンの父親がアクエンアテンであると特定
・ツタンカーメンの母親は特定されなかったが、アクエンアテンの姉妹
・ツタンカーメンは、口蓋裂と内反足に悩まされ、
 杖をついて歩く虚弱な王であった
・KV55と呼ばれていたミイラがアクエンアテンであると特定
・KV35と呼ばれていたミイラは、ツタンカーメンの祖父
 アメンヘテプ3世であることが判明

今回の調査でツタンカーメンについて色々と判明したのですね。
特に死因と父親が特定できたのは大きいと思います。
ツタンカーメンの父親は、他にもアメンヘテプ3世説や
スメンクカラー説がありましたが、
父親がアクエンアテンだったのですね。
(スメンクカラー説は今日ニュースの記事読んで初めて
 知りましたよ)

アクエンアテンは古代エジプトに唯一神信仰の導入を試みた
「異端の王」として知られていますが、
そのミイラもついに特定できたのですね。
今回の研究は本当に大発見だったと思います。

KV55と呼ばれていたミイラはスメンクカラーが有力でしたが、
アクエンアテンと特定されたとなるとスメンクカラーのミイラは
どこに?ということになりますね。

今回はツタンカーメンの謎の解明に一歩近づいたと思います。
この調子で色々な謎をどんどん解明していってもらいたいものです。
スメンクカラーとホルエムヘブのミイラが発見されれば大発見ですね。
そして、今回の調査結果について、またテレビで詳しく特集して
もらいたいものです。
write:2010/02/18 rewrite:- update:開設日


Back

Archive