1.古代エジプト大冒険
1/3に放送されていた「古代エジプト大冒険」という番組を見ました。
古代エジプトは大好きなので見るのを楽しみにしてました。
今回は、主にピラミッド、ツタンカーメン、ラムセス2世についての
特集でした。

ピラミッドについては、今では王の墓ではなく、
王の魂の再生と復活の場所だったという説が有力のようですね。
自分としては、ピラミッド建設に携わった労働者が
決して酷い扱いではなく、むしろ逆に優遇されていたのが印象的でした。

ラムセス2世については、普段はたくさんの神殿の建設、
妻30人子供100人以上、戦争では1人でたくさんの敵兵を倒したなど
王としての権威を誇示してるが、王妃ネフェルタリや
父セティ1世のために大きな墓、を自分の子供の共同墓地
建造したりしてるが、自分の墓は比較的質素なものに
してる所は、家族思いの優しい人なのだなと思いました。
しかし、アブ・シンベル大神殿の年に2回、太陽の光が
神殿の奥に差し込んでラムセス2世の像を照らす仕掛けは
凄いですね。よくこんな物を作ったなぁと・・・。
あと、この仕掛けを発見したジョバンニ・ベルツォーニも凄いです。

ツタンカーメンについては、今回の特集の中で一番面白かったです。
僕がこの時代が一番好きなこともあるのですが。
アメン信仰とアテン信仰のはざまに立たされ、
王家とアメン神官との権力争いの渦中に巻き込まれる少年王の姿、
後にファラオ(古代エジプトの王)となる神官アイと
将軍ホルエムヘブによるツタンカーメンの毒殺と
その証拠をツタンカーメンの墓に残し、必死に神に訴えようとする
王妃アンケセナーメンの姿、証拠隠滅をはかるために墓を盗掘した
アイ、ホルエムヘブの姿が印象的でした。
あと、セティ1世の葬祭殿に王名表があり、その王名表には4人の
ファラオ(アクエンアテン、スメンクカラー、ツタンカーメン、アイ)
の名前が消されているのですが、今回はその事をしっかりと
紹介しているのが良かったです。
以前にやってた番組だとスメンクカラーを除いて3人の名前が
消されていると紹介してたのもあってそれに関しては
本当に不満でした。何でスメンクカラーを外すの?
あの時代を考える上で重要な王だと思うんだけど・・・といった感じです。

今回の番組を見てて、研究が進んで定説を覆すほどの
新しい発見もたくさんされてきたけど、それでもまだまだ
謎の部分が多いのだなと思いました。
そこが古代エジプトの面白い所だと思います。
write:2007/01/05 rewrite:- update:開設日


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