2.古代発掘ミステリー 秘境アマゾン巨大文明
先ほどですが、「古代発掘ミステリー 秘境アマゾン巨大文明」
という番組を見ていました。

古代の南米アマゾン(ボリビア国あたり)、モホス大平原のあたりに
興った文明についての特集でした。

大体の内容ですが、
モホス大平原に2万点以上存在する「ロマ」という人口の丘が存在するの
ですが、そのうちの1つ「ロマ チョコラタリート」での発掘について
放送され、そこでは大量の土器片が発掘されていました。

また、ロマの中心にある小さな丘のあたりには180cmや200cmを超える
身長の人骨が発掘され、さらに「番人」と呼ばれる顎のあたりに糸を通して
付けられた水色の石の顎飾りをつけていた人骨や
頭部に円盤型の銅の合金の装飾品やジャガーの牙で作られた首飾り
などを身に着けた「高貴な人」と呼ばれる人骨が発見され、
これらの人は、A.D.660年ごろの人物で族長またはシャーマンの身分
だったのではないかと思われますが、それでも、力仕事など
一般民衆と変わらない生活をしていました。
さらに、これらの人骨を調査した結果、アジアをルーツに持つモンゴロイド
で日本の北部に住んでいた弥生人とよく似ていることが分かりました。

平原には、「テラプレン」と呼ばれる500mぐらいの盛り土をされた直線が
作られ、道路、洪水のための堤防、ダムとしての機能を果たしていました。

さらに、2000個ほど、水深2mぐらいの四角い湖が2つずつ対になって
作られ、その間には人口の水路が作られましたが、
これは、魚を養殖する為に作られ、一つの湖は「タロペ」という水草を使って
魚の餌を作り、もう一つの湖で魚を育てていました。
それらの四角い湖は、全て北東を向いており、
南西には巨石を置いて、天体観測をしていました。
それでスバル星群を観測し、種をまく時期を読み取っていました。
その時に宗教的儀式も行われていました。

また、農耕も行われており、6m間隔の畝と溝が作られ、
「タロペ」を肥料に使って畑を作っていました。
「タロペ」には、茎の中に養分を蓄えることができ、
その特性を利用して農耕を行っています。

こんな感じの内容でしたが、今まで文明とは無縁の未開の地と
思われていたアマゾンでこのような独自の高度な文明が築かれて
しかも日本人とよく似た特徴を持っているというのが
驚きでした。それから、自然を取り入れた循環システムを利用し、
自然との共生と図って生活している所は、古代人の知恵の
素晴らしさを実感いたしました。
今後は、自然との共生を図った文明を作っていくことが大切ということで、
結論は、以前に放送されていた「地球新世紀」と共通する所が
あると思ったりもしました。

この番組、昨年は第一弾が放送され、今回のは第二弾だったのですが、
第一弾を見逃してしまったのが本当に残念です。
今後も調査、研究などで新しい発見があったら、また第三弾とか
放送して欲しいと思ったりしてます。
write:2007/03/06 rewrite:- update:開設日


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